サイトのページスピードを気にしたことはありますか?
ページの読み込み速度が3秒以上かかると、40%のユーザーがサイトから離脱するとも言われています。
つまり、ページスピードが遅いと、本来訪れるはずだったユーザーがUターンしてしまうということです。
これは大きな機会損失なので、ユーザーの利便性を思うなら真っ先に改善しましょう。
僕が運営している「複業エンジニアのブログ」も前からページスピードが遅いなと感じており、
今回、レンタルサーバー会社を変えたら、劇的に向上したので、移行手順などを案内したいと思います。
サイトの表示速度を知るには「PageSpeed Insights」を使う
Googleが提供しているサービスで「PageSpeed Insights」というものがあります。
サイトのページスピードをスコアで示してくれ、遅延原因と解決方法まで教えてくれます。
しかも無料で利用可能です。
神ツールですね。
では、実際にPageSpeed Insightsでスコアを計測してみましょう。
でした。
うーむ、モバイルが低いですね。
遅い原因はサーバー以外にもあるんですが、
新しいレンタルサーバーの無料体験中にこのブログをコピーし、
再度、計測してみると、スコアがかなり上がっていました。
体感的にも表示が速くなっていたので、迷うことなく切り替えすることにしました。
今回契約したサーバー
レンタルサーバー会社や色々検討しましたが、ロリポップのハイスピードプランを契約しました。
ハイスピードプランは、先月から始まったプランで、第4世代のWebサーバーとも言われるLiteSpeedを採用しています。
サクッとできる、ブログ移転のかんたん手順
では実際の移行手順について説明します。
手順さえ分かっていれば、そんなに難しい作業ではないです。
前提条件として、お名前.comで独自ドメインを取得している方が対象です。
他の方法でドメインを取得されている方は、ロリポップのマニュアルなどを参照してください。
移行手順はざっと5つです。
早ければ実際に作業する時間は30分で終わります。
(待っている時間のほうが長い)
– 手順1.ロリポップサーバーに申し込む
– 手順2.ロリポップのWordPress簡単引っ越しアプリを使う
– 手順3.ロリポップで独自ドメイン設定をする
– 手順4.お名前.comでドメインのネームサーバーの設定を変える
– 手順5.SSL化対応する
手順1.ロリポップサーバーに申し込む
ロリポップのサイトにアクセスし、サーバーを申し込みます。
プランはハイスピードプランが断然おすすめです。
過去にハイスピードプランより安いプランも使ったことありますが、表示速度が全然違います。
手順2.ロリポップのWordPress簡単引っ越しアプリを使う
申し込みが完了したら、
ロリポップのユーザー専用画面のメニューから「WordPress簡単引っ越し」をクリックします。
次に引っ越し元の情報と、設置先のディレクトリ名を入力します。
引っ越し元の情報は、WordPressの管理画面にログインする時に入力している情報です。
設置先のディレクトリ名は任意で付けましょう。
後は自動でデータを移してくれます。
注意点としては、「SiteGuard」などのセキュリティ系のプラグインを入れていると、引っ越しができないので、
事前に引っ越し元のプラグインを停止しておきましょう。
その後、引っ越し先のURLにアクセス、ブログが表示されるか確認してみましょう。
手順3.ロリポップで独自ドメイン設定をする
ロリポップの管理画面から、「独自ドメイン設定」を選択します。
独自ドメインと、フォルダ名を入力します。
フォルダ名は手順2で入力した、引越し先のディレクトリ名になります。
チェックするボタンを押すと処理が完了します。
これだけでは、ドメイン設定が終わっていませんので、手順3に進みます。
手順4.お名前.comでドメインのネームサーバーの設定を変える
お名前.comでドメインを取得しているドメインは、
移行前のレンタルサーバーに紐づくように設定されています。
お名前.comのユーザー管理画面にログインし、
ロリポップサーバーに紐づくように設定を変更します。
管理画面にログインすると、更新手続の画面が表示されるので、「ドメイン設定」をクリックします。
左側のメニューの下にある「ネームサーバーの変更」をクリックします。
対象のドメインを選択し、「他のネームサーバーを利用」をクリックします。
そうすると、既に「1.プライマリネームサーバー」「2.セカンダリネームサーバー」
にサーバー名が入力されているはずです。
この情報を以下に上書きします。
セカンダリネームサーバー uns02.lolipop.jp

入力したら、確認画面へ進むをクリックし、そのまま登録を完了します。
これでドメインが他社のサーバーからロリポップに紐づくようになりました。
※反映完了まで時間が掛かることがあります。僕の場合は30分くらいで切り替わりました。
手順5.SSL化対応する
しばらく時間を置くと、ドメイン設定が完了し、ロリポップで設定したURLでアクセスすると、
独自ドメインに切り替わるようになります。
これで移転手続きは完了ですが、最後にサイトのSSL化も行いましょう。
メニューからセキュリティ→「独自SSL証明書導入」を選択します。
ネームサーバーの設定が完了していれば、SSL保護されていないドメインに、選択できるようになるので、
ドメインを選択し、設定完了ボタンをクリックします。
これで完了ではありません!
WordPressの管理画面より、プラグインから「Really Simple SSL」を追加します。
「ssl」と検索すると、一番上に表示されると思います。インストールし、有効化します。
有効後、プラグインの設定画面に行くと、「はい、SSLを有効化します。」というボタンがあるので、クリックします。
これでSSL化は完了します。
試しにご自分のブログを
http://独自ドメイン
とブラウザで入力してみてください。
表示すると、自動的にhttpsに切り替わったと思います。
これで、非SSL化のアドレスは弾くようになりました。
基本的には、今後はSSL化が必須になっていきますので、必ず実施しましょう。
移行手順は以上になります。
お疲れ様でした!